Category: 装飾・下着・彫刻

レース編みは透し模様のことで

レース糸で編んだものが多い。

綿のレース糸を用いるが、絹糸、毛糸、麻糸、化繊糸、金銀糸など、素材も番手も自由で、技法により、繊細なものからラフな感じのものまで多種である。

レースには機械レースと手編レースがある。

手編レースは、針を使ってつくるニードルポイント・レース、ボビンを使ってつくるボビンレース、そして刺しゅうレースの3種に大別できる。

ニードルポイント・レースのなかには、棒針を使ったクンストレース、かぎ針レース、ヘアピンレースなどが含まれる。

機械レースは、手編機で編むレースのことで、移しを使って編目の移動を行い、模様をつくるが、最近では、一度に一列の穴をあけるレースキャリジという便利なものがある。

レース編の美は、透けてできる空間の調和にあり、室内装飾用やウエア用として、四季を通じて広く利用されている。

装飾は語義的には事物を飾ること

装うこと、またそれに用いるものをいう。

英語のデコレーションがだいたいこれにあたるが、たとえば建物の内部を彫刻・絵画・調度品・敷物などで全体的・組織的に飾ることをデコレーションというのに対し、壁面や柱・置物など特定の対象の表面を模様などで飾ることをオーナメントとよぶこともある。

しかし両者の区別はかならずしも明快ではない。

装飾は本来何かを飾るのであるから、それだけで独立できる存在ではないが、それでも単なる添え物の域を超えて重要な意味をもつものとなる場合がある。

人間の身体に施される直接的な飾りの一つである化粧や服飾を考えてみても、それが自と他との心理的関係を超えて、行儀作法と同じように社会的意味をもつようになることは、種々の儀式などをみれば明らかである。

他方、たとえば洋服の袖のボタンや襟、靴の飾り紐)、下着に使われるレース、髪飾りのリボンなどは、もともとそれぞれ固有の用途や目的や機能をもっていたものが、しだいに発生当初の意味を失って転化したものである。